こんにちは!総務部営業事務課の岡田と申します。
東京旅行の第2弾ということで、前回予告しておりました
「人力車」の体験エピソードをご紹介したいと思います☆
いつにも増して乱文で盛り沢山なブログとなっておりますが、
そのくらい東京旅行を満喫したのだなぁ、
と温かい目でご覧いただけますと幸いです。。。
雷門付近の駅に到着して交差点の信号待ちをしていた私たち。
初めての観光地で何処から見れば、と迷っていたところへ爽やかに現れたのは、
小麦色の筋肉が光り輝く屈強な男性ーーーーー!
見渡してみると、人力車のスタッフさんである「俥夫(しゃふ)」さん特有の
黒い腹掛と半股引(はんだこ)、足袋を身に纏った方が至る所に。
皆様、流石に引き締まった身体でいらっしゃる……!!!
夫とともに「眼福なり」と眺めつつも、アイコンタクトで通じ合ったのは。
この方、一際体格、良すぎない???????
特に腰から下の筋肉が、もちろん他の方たちも素晴らしいのですが、
一段と、一段と、一段となのです。(余りの筋肉美に語彙力欠如)
この審美眼(?)はのちに正しかったと証明されることになるのですが………。
その方から簡易的な地図が描かれたパンフレットをもとに
どういったルートで走行するのかをその場でご説明いただきました。
ちょうど観光ルートに迷っていた私たちは人力車をお願いすることに!
※画像はフリー素材のものです。
おっかなびっくり、二人乗りの人力車にいざ乗車!!
止まっているとかなり傾斜がある状態で、地面をのぞき込むような形での着席になりました。
鮮やかな赤のひざ掛けをしていただき、背中側で折りたたまれていた屋根が引き出され、
いよいよ俥夫さんが持ち手の部分、支木(しもく)の内側へ。
よっこらしょ、なんて微塵も感じさせず、
そのままスーーーーっと両手で梶棒(かじぼう)を持ち上げ、座席部分が平行に!
「おおお~!」と自然と漏れる歓声に、爽やかスマイルで振り返る俥夫さん。
そのまま梶棒へ寄りかかるように腰掛け、人力車が楽に水平に保たれる形に。
それにさえ感心していると、
「では、只今から出発いたしますね。」とこれまた爽やかな出発進行。
車と同じように発進確認をする俥夫さんから、さらに驚きの一言。
「人力車は軽車両に分類されますので、しっかり交通標識に従って運行いたしますよ!」
へぇ×20!(トリビアっもしかして通じない方いらっしゃる…???ジェネレーション。。。)
それを聞いてから他の人力車も見てみると。
「本当だ!!ナンバープレートがついてる!!」
正直、これにはかなり衝撃を受けました。(笑)
普通に道路の左車線を走行していく光景も新鮮です!
豆知識① 人力車は軽車両に分類され、ナンバープレートがついている!
風が心地よく当たる小走り程度の速度で人力車は進み、最初のポイントに到着!
「あづまはし」という橋の前のそこは、
有名スポットが綺麗に画角に収まるベストポジション!
恥ずかしながら、スカイツリーと、
(お食事中の方申し訳ございません!)金のう○ちビルしか知らなかった私達。。。
俥夫さんから、出題型式で有名スポットの紹介をしていただきました!
Q.まずは金色に輝く中央のビル。こちら、何に見えますか?
「うーむ。」唸る夫と私。俥夫さんがボソッと、
「上の部分がシュワシュワ、泡みたいですねぇ…」
ハッ!!!!!( ゚д゚)
A.ビールだ!!!!
なんとも斬新で分かりやすく、宣伝にうってつけのデザイン!
豆知識② アサヒビールの本社ビルは、まさにビール!
感心していると、次なる話題はその横の金色のう○ちビルに。
ビールに見えるビルと並んでもなお、インパクトがすさまじいモニュメント。。。
その通称のインパクトも大なこちらですが、
なんのモニュメントなのかは知らない、にわか勢(笑)
さっそく、第2問が出題されます。
Q.金色のあの部分、なんだと思います?
「うーむ。」またまた唸る夫と私。
俥夫さんがボソッと、「黒い台にのっているようですね…。
あの形、風に流れているようにも見えますね…。」
ムムム。今度は分かりそうで分からない…。
首をかしげる夫婦に俥夫さん、さらに一言。「オリンピック…」
ンナァッ!!!!!!!!!( ゚д゚)
BGM♪名探偵コ○ン~対決のテーマ~
A.聖火だ!!!!!!!!!!!!!!!!
そう、あれはうn(略)などでは毛頭なく、聖火台をモチーフとした通称「金の炎」!
「新世紀に向かって飛躍するアサヒビールの燃える心」を表して造られたそう。
フランスの有名デザイナー、フィリップ・スタルクさんが手がけたモニュメントです。
元々、金の炎は縦向きで設計されていたそうなのですが、
日本の建築基準だとNGであることが判明!(悲)
現在の、横向きの形になった、と言われているそうです。
豆知識③ アサヒビール本社横の建造物は、聖火台に灯る炎がモチーフ!
次々と新しい情報を教えてくださる人力車での浅草めぐり、もう楽しい…!!!
最初のスポットでも十分素敵な眺めでしたが、次なるスポットもこれまた穴場!
狙ったように綺麗にスカイツリーが見えるこの場所!
裏通りで通行人も少なく、まさに知る人ぞ知る撮影スポット!
スカイツリーをバックに、人力車に乗った私たちの撮影もしてくださいました♪
ちょうど人力車が止まる位置が日陰なので、
太陽光で顔がくしゃくしゃにならずに済みました(笑)
有意義な撮影会後、日陰になっている裏通りを浅草寺へ戻りつつ、次なる目的地へ。
着いたのは、伝統院通り。
看板の形が全て統一されていたり、赤を取り入れていたり、
歴史を感じさせる景観が特徴的です。
中でも驚いたのが、佐川急便さん!
飛脚の暖簾が江戸時代を思わせる粋な外観♪
教えていただかなかったら見落とすところでした!
そんな伝統院通りには、ある隠し要素が。。。
写真にはちらっとしか写っていないのですが、
ある有名な人物たちの像が5体、隠れているというのです!
壁やベランダ等に配置されたその5体。
モデルは「白浪五人男」という盗賊の男性5人衆!
個性あふれる5人の中には、女装を得意とした男性もいたとか…!!
俥夫さん、「男性4人と女性1人…。どこかで聞いたような比率でs」
「ゴレンジャーってまさか?!」
私、気づいた嬉しさにクエスチョンの前にフライング。(笑)
よくぞお気づきで!と俥夫さんが笑い、
「元祖なのではないか、と言われています。」と補足がありました。
皆様も伝統通りに行った際にはぜひ、「白浪五人男」の5人を探してみてください♪
豆知識④ 大盗賊「白浪五人男」の5人衆はゴレンジャーの元祖と言われている!
楽しく様々な見聞が広がり、和気あいあいとした雰囲気のなか。
賑やかな通りから一変、いつの間にか人力車は閑静な通りへ。
現れたのは、夏日と喧騒を忘れるような、物静かに佇む建物。
小気味良い葉音を奏でる木々の深緑が、鮮やかな赤をより際立たせていました。
こちらは「時の鐘」と呼ばれる梵鐘がある、「弁天堂」。
現在も毎朝の時報と除夜の鐘が鳴らされるという場所での豆知識です!
Q.突然ですが、「おやつ」の由来をご存知ですか?
「ええっ。」考えたこともなかった。。。とお手上げの夫と私。
梶棒に腰かけた俥夫さんが、穏やかに話し始めます。
「昔の時間の数え方だと、大体1時から3時くらいまでを
”八つ(やっつ)”、”八つ時(やつどき)”と言うんですよ。」
ハァ………ッ!!!!!( ◎o◎)
A.「だからおやつ(御八つ)!!」
由来とは安直なもので、
八つ時に食べる軽食をそのままおやつと呼ぶようになったそう。
このお話を聞いた時間は14時頃。。。
まさに、おやつの時間近がづいている!!なんて話していたら。
「この周辺はおやつ時にピッタリな沢山お店がありますので、
オススメを記入したマップを後でお渡ししますね」
と大変嬉しいご対応をいただきました!!
何から何まで、ありがたい限りです。。。。。
豆知識⑤ 「おやつ」の由来は昔の時報の「八つ時」!
このツアーもいよいよ最後のスポットに!
締めくくりは、以外と知られていない浅草寺の重要な門。
雷門から仲見世商店街を浅草寺まで進むと東側に位置する、「二天門」です。
これまた恥ずかしながら、この門の存在を存じ上げなかった私達。。。
混雑を極める雷門に比べると、落ち着いた雰囲気の二天門ですが。
Q.この門をよく見てください。何かに気がつきませんか?
「何か…?」。鮮やかな赤色の門を凝視すること数秒…。
眩しがりな私の目線は、掲げられた二天門の字から門の足元へ。
そこでふと、目に入った立て看板。
デェッ!!!?!!?!?(゚Д゚;)
A.重要文化財?!?!?!!
そう。浅草寺の傍らにひっそりと佇むこちらの門。
何を隠そう、江戸時代初期の1618年に建立(諸説あり)された、
第二次世界大戦の際にも焼け残った数少ない建造物の、
紛うことなき「重要文化財」の1つなのです!
しかも、この二天門。
門へ続く道も含めて、貴族や位の高い人物しか利用できなかったとか!
平民が万が一通ってしまえば………(自主規制)
オソロシイ!!
豆知識⑥ 浅草寺の東側の「二天門」が重要文化財!
最後の最後まで貴重なお話をしていただいて、満足度は200%!!
短い時間でしたが密度の高いひと時でした!
心からの感謝を夫婦共々、伝えさせていただいた後。
夫が遂に、言いました。
「お兄さん、一際に体格が素晴らしいですね?」
激しく同意な私も首をぶんぶん縦に振ると、
これまた素敵な笑顔で「ありがとうございます!」と俥夫さん。
そしてさらりと、衝撃の一言。
割と今日聞いたお話のなかでも一番驚き、というくらいの。
「10年くらいやってます(*^▽^*)」
夫と私「「????!!!?!??!!?!」」
そんな方に乗せて頂いていたとは、遂には拝むしかありません。。。
どおりで一際に体格が素晴らしいわけです!!!!!!!!
お話も大変分かりやすく、納得しかありませでした…!!
改めて御礼申し上げるとともに、次回も是非利用させていただきたいと思いました!
今回とはまた別のルートもありますので、楽しみです☆
皆様も是非、「人力車」体験してみてくださいね♪♪
それでは、今回はこの辺りで!
最後までご高覧いただきありがとうございました!!
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