生命保険や火災保険、年金保険、学資保険、終身保険など、さまざまな保険に加入されている方も多いと思いますが、保険内容は把握されていますか?
保険料が安いからというだけで重要な補償を付けずに契約されている方も多いかもしれません。
そもそも生命保険の場合の保険料はどのようにして決まっているのかご存じですか?
保険料を決める要素は3っあります。
①予定死亡率…過去の統計をもとに、性別・年齢別の死亡者数を予測し、将来の保険金などの支払にあてるための金額を算出しますが、その利率を予定死亡率といいます。
②予定利率…資産運用による一定の収益をあらかじめ見込んで、その分だけの保険料を割引いてますが、その割引率を予定利率といいます。
③予定事業費率…契約の締結・保険料の収納・契約の維持管理などの事業運営に必要な諸経費をあらかじめ見込んでおり、これ予定事業費率といいます。
上記の3っの要素で保険料が決まっております。
②の予定利率は、安全に運用するために国債を中心とした有価証券などで運用され将来の保険金支払いに充てられていますが、日銀のマイナス金利政策の影響で市場金利がさがり、運用利回りが低下したため保険料の値上がりとなりました。引き上げ幅は2~4%程度だそうです。
また火災保険の場合は地震保険も同時に加入されていると思いますが、地震保険料の改定が何度もされているので、ここ数年で保険料がかなり高くなってしまっております。
ですが、保険は入っておく事が安心材料となるので、入らない訳にはいかないので、しっかりと吟味して保険内容もしっかりと把握しての加入をお勧めします。
そして、「今ならまだ間に合います。」や「高くなるから今のうち。」などの言葉に惑わされて、急かされて契約してしまったなどの経験はないでしょうか?
もしくは保険会社から進められるがまま、ついつい加入してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
今の保険内容に満足していない方は見直しをされても良いですが、本当にご自身に必要なプランなのかをしっかりと見極めて加入するようにしてください。
そして何かあった時に使えるのが保険なので、怪我や事故、住宅の故障でもご自身が加入している保険が適用されるかもしれないという事を常に考えられるよう、保険内容も加入時だけでなく確認をしておくのも良いかと思います。
周囲の情報に振り回されて加入してしまうと、後に後悔する事になります。
目先の保険料に惑わされる事のないように、しっかりと見極める目と情報ををもって判断してもらえればと思います。
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